Gold Fish contents

■購入  ■水槽サイズ


 はしがき

 私が金魚を飼っていると知っているせいか、最近、知人友人、その知り合い、その他もろもろから、相談とも愚痴ともつかないものを受けるようになった。その内容の大多数を占めるのが、「金魚がすぐに死んでしまう」というものだ。で、よくよく聞いてみるとそういったことをほざく連中のほとんどが、金魚すくいでとってきた金魚をそのまま水槽に入れたりしているのだ(水槽に入れるなどはまだマシな方で、バケツだの庭に置いてある防火用水槽だのとんでもない奴もいる)。
 お前らな、あんまり金魚を舐めるなと。入門書買って一から出直せと。
 こういったことをのたまう人には、今まで金魚など一度も飼ったことのない年配者に多いのだが、おそらくそういった人の頭の中にあるのは、「庭のたらいに入れておいたら、いつの間にか30cmになっていた」というような、都市伝説レベルの与太話なのだろう。確かに20年前、30年前ならそういったこともあったかもしれない。だが、これは今までの金魚飼育経験からの実感なのだが、生産され市場に出回る金魚は年を追うごとに確実に弱くなっている。それが長年に渡る品種改良の結果なのか、ホームセンター等の出現による流通経路、出荷形態の変化によるものなのかはわからないが、業者の選別過程に置いて個体の生命力というものがまるで考慮されない実情を考えると、案外そのへんに原因があるような気もする。
 いづれにしても金魚の生命力が昔に比べて落ちているのは確かなので、「たかが金魚だろ」的な舐めきった飼育態度は、水槽に入れる前から金魚の墓穴を掘っているようなものだと知って欲しい。
 このサイトには、今までの約15年に渡る飼育経験で得た知識をフル動員するつもりであるが、入門書等を読めば書いてあるような基本的な事項は書かない。既存の入門書が諸般の事情で触れられない事や、飼育する上で実際に遭遇するトラブルを現実に沿って書いてみようと思う。また、初心者を惑わすようなあいまいな事は書かないつもりだ。入門書や初心者向けのサイトに良く見られる代表的な例で言えば、「濾過装置が無くとも飼えないことはない」という表現。"飼えないことはない"とは何とも人を喰った言い回しだが、実際問題として濾過装置が無ければ長期飼育は無理なのだから、はっきり「無理」と書くべきだ。要はそういうケースでははっきり「それはNG」と言い切りますよということ。
 なお、当然だがあくまで自分の経験を元にした独断なので、「同じようにやったが良い結果を得られなかった」等のクレームは受け付けかねる。その辺はどうか了承して欲しい。



 管理者:川奈



リンク・フリー


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送